Astro.jsはLP制作と相性が良い? 小規模事業者向けLPにおける、Astroの6つのメリット

SNSやブログ記事でのAstro.jsについてのトピックは、以下のような話題が中心になっているようです。

  • 表示速度が速い
  • Core Web Vitalsに強い
  • JavaScriptを必要最小限にできる

一方で、小規模事業者向けのWebサイトやランディングページ(LP)を制作していると、AstroとLP制作・運用との相性の良さを感じる場面が少なくありません。

もちろん、広告予算が大きく、毎週ABテストを回すような本格的なデジタルマーケティング案件では、LP専用ツールやマーケティングプラットフォームの方が適しているケースもあります。

しかし、以下のような小規模事業者向けLPであれば、Astro.jsはかなり有力な選択肢だと考えています。

  • ヨガ・ピラティススタジオ
  • サロン
  • 整体院
  • パーソナルジム
  • 教室業

当記事ではその理由と、AstroでLPを制作し運用する際の考え方をまとめてみました。

目次

理由①:とにかく表示速度が速い

LPでは、ユーザーにページを読んでもらう前に離脱されないことが重要です。
Astroは静的HTMLを生成する仕組みのため、余計なJavaScriptを大量に読み込む必要がありません。

その結果、

  • 表示速度の向上
  • Core Web Vitalsの改善
  • モバイル環境での体験向上

が期待できます。

広告経由の流入では特に、表示速度の差が成果に影響する可能性があります。

※以下のスクリーンショットのように、Lighthouseのスコアをオール満点にすることも可能です。(もちろん、実機で十分に速ければ、満点である必要はないですが)

オール満点のLighthouseのスクリーンショット
Lighthouseの全てのスコアが100点。祝福の花火が打ち上がっています。

理由②:SEOとの相性が良い

LPというと広告からの流入専用というイメージがありますが、地域ビジネスではSEO流入も無視できません

例えば、

  • 「所沢 ヨガ」
  • 「羽生 よもぎ蒸し」
  • 「練馬区 フラダンス」

などの地域キーワードで集客するケースです。

AstroはサーバーサイドでHTMLを生成するため、検索エンジンがコンテンツを理解しやすい構造を作りやすく、SEOとの相性も良好です。

「羽生 よもぎ蒸し」で検索した結果画面
「羽生 よもぎ蒸し」で検索した結果、プライベートサロン mahana様のサイトが2位表示。(1位表示はホットペッパービューティー)

理由③:デザインの自由度が高い

LPは通常のコーポレートサイトよりも、デザインによる訴求が重要になることが多いです。

WordPressでも自由なデザインは可能ですが、テーマやプラグインの構成によっては制約が発生することがあります。

AstroではHTML・CSS・JavaScriptを自由に設計できるため、デザインの再現性が高く、独自の表現を実装しやすいのがメリットです。

理由④:保守コストを抑えられる

WordPressには多くのメリットがありますが、

  • プラグイン更新
  • PHPアップデート
  • セキュリティ対策

などの保守作業が継続的に発生します。

一方、Astroによる静的サイトでは、その多くが不要になります。
小規模事業者では公開後の維持管理コストも、運用設計の重要な判断材料になるため、この差は意外と大きいと感じています。

理由⑤:コンポーネントによる再利用性が高い

LPは公開して終わりではありません。

運用が始まると、

  • キャンペーンページ追加
  • サービスページ追加
  • 導線改善
  • CTA改善

などが発生します。

Astroではコンポーネント化によってパーツを再利用できるため、このような改修を効率的に進められます。
そのため、LP改善を制作会社に依頼してPDCAを回す場合でも、改修コストを抑えられる可能性があります。

Cursorエディタの画面
Cursorエディタの画面。コンポーネント化してファイルを管理している。

理由⑥:LP運用の仕組みを作りやすい

Astro単体には編集画面がありません。
しかし、microCMSなどのヘッドレスCMSと組み合わせることで、クライアント自身がコンテンツを更新できる環境を構築できます。

例えば、以下のような様々なLPを管理しやすい仕組みを作ることが可能です。

  • キャンペーンLP
  • イベントLP
  • セミナーLP

さらに、

  • 広告ごとにLPを分ける
  • ターゲットごとにLPを作る
  • 季節キャンペーン用LPを追加する

という運用にも対応しやすくなります。

microCMSの編集画面
microCMSの編集画面。クライアント自身が編集してLPを量産する仕組みを構築することも可能。

Astroが向いているケースと、向いていないケース

向いているケース

  • 小規模事業者向けLP
  • SEO流入も狙いたいLP
  • 長期運用を前提としたLP
  • 公開後も改善を続けるLP
  • 保守コストを抑えたい案件

向いていないケース

  • 毎週ABテストを行う案件
  • 大規模な広告運用が前提の案件
  • マーケティングツールとの深い連携が必要な案件
  • ノーコードで頻繁にレイアウト変更したい案件

まとめ

Astro.jsは「高速なサイトを作るためのフレームワーク」というイメージが強いかもしれません。

しかし、それだけではなく、

  • 改修しやすい
  • 保守しやすい
  • 運用しやすい

という特徴も持っています。

そのため、小規模事業者向けLPにおいては、単なる表示速度の向上だけでなく、LPを継続的に改善・運用するための仕組み作りという観点でも有力な選択肢になると感じています。

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「WordPressが良いのか、Astroが良いのか」というご相談からでも問題ありません。
目的や運用体制に応じて、最適な構成をご提案します。

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